アンジュグループの映像制作のノウハウを活かし、新たにDVD製作事業をスタートいたしました。
これまでテレビでの再現ドラマや、ドキュメンタリーで社会にインパクトを与え続けてきた弊社の映像作品をより多くのメディアで伝えていきます。
今後は、映像制作だけにとどまらず、自社で販売・著作権管理を行うオリジナルDVD作品をジャンルにこだわらず製作・発売していく予定です。
古代史探求シリーズDVD - 701シリーズのご紹介
世界に誇る日本最古の歌集「万葉集」。そこには身分を超えて詠まれた名歌が全20巻に渡り、4,516首収録されている。
その歌集の中にあって「歌聖」と称され、伝えられる存在である柿本人麻呂。その人麻呂の名歌は殆んどが理解されずに、現在に至っている事をご存じだろうか。
人麻呂がその心情を歌った風景は何処にあったのか?人麻呂の歌を追っていく中で、その当時の真の時代背景が見えてくる。九州王朝の是非、当時の最大にして最強の国「隋」・「唐」を相手に「日出る処の天子」と国書を送りつけた天子は何処にいたのか?
古代史最大の謎の一つでもある、そもそも人麻呂は実在していたのか?なぜ記紀には一切登場しなかったのか?すべての謎が、ハイビジョン映像で今解き明かされる。
第一巻「吉野幻影」
人麻呂の歌ったとされる、奈良県の吉野には滝が無い!
また、国見できるような場所もなかった。さらに有名な「雷丘」は高さ7mの丘であった。
人麻呂はその丘を見て雲がかかると詠んだのだろうか?
第二巻「正真の吉野」
人麻呂が実際に見て、歌った吉野には瀧があり、副う川、鵜漁する川があり、
一目で納得できる御船山が聳えていた。果たして真の吉野とは何処だったのか?
第三巻「死地の鴨山」
人麻呂の死について、斉藤茂吉、梅原猛らが推測した「鴨山」は存在しなかった。
しかし、千数百年経った今も石見(いわみ)を睥睨する「鴨山」は存在している。
そしてそこには「石神(いわがみ)」さんとして伝えられる神社が存在している。
第四巻「白村江挽歌」
壬申の乱ではなく、白村江の戦い前夜の「百済・州柔城の戦い」で亡くなった皇子への挽歌。
白村江で捕虜となった筑紫の君の正体とは?そこには敗戦国、倭国の惨状を歌う人麻呂の姿が。
第五巻「筑紫懐郷」
出土した天子の遺品。字紫宸殿、字内裏という地名は、語り継がれた民の口伝の遺跡であった。
九州王朝滅亡の歌「荒山中に海成りする」天子の「廬(いおり)」とは?そこには九州年号の存在の跡が見えてくる。
古田武彦氏 略歴
1926年福島県生まれ。広島県で育つ。大学卒業後、高校で国語科・社会科の教職に就く傍ら、在職中から親鸞に関する研究で知られた。
1969年『史学雑誌』に邪馬壹国説を発表。翌年教職を離れ、以後は研究に専念。九州王朝説を中心とする独自の古代史像を提示し、学会の通説に再検討を迫る。
1979年龍谷大学文学部非常勤講師、1984年昭和薬科大学教授(文化史研究室)
1996年に定年退職後は京都府に戻り、執筆・講演活動を続けている。史学会、日本思想史学会、学士会会員。
◆主な著作
『邪馬台国はなかった−解読された倭人伝の謎−』(1971年、朝日新聞社、のち角川文庫、朝日文庫に収録)
『失われた九州王朝−天皇家以前の古代史−』(1973年、朝日新聞社、のち角川文庫、朝日文庫に収録)
『盗まれた神話−記・紀の秘密−』(1975年、朝日新聞社、のち角川文庫、朝日文庫に収録)
『邪馬壹国の論理−古代に真実を求めて−』(1973年、朝日新聞社)
『邪馬一国への道標』(1978年5月18日、角川文庫)
『ここに古代王朝ありき - 邪馬一国の考古学−』(1979年)
『関東に大王あり−稲荷山鉄剣の密室−』(1979年11月5日、創世紀)
『邪馬一国の証明』(1980年)論文集
『多元的古代の成立「上」−邪馬壹国の方法−』(1983年3月25日、駸々堂)論文集
『多元的古代の成立「下」−邪馬壹国の展開−』(1983年4月20日、駸々堂)論文集
『よみがえる九州王朝ー幻の筑紫舞−』(1983年6月20日、角川書店角川選書)
『古代は輝いていた一−『風土記』にいた卑弥呼−』(1984年11月20日、朝日新聞社、のち1988年に朝日文庫に収録)
『古代は輝いていた二−日本列島の大王たち−』(1985年2月10日、朝日新聞社、のち1988年に朝日文庫に収録)
『古代は輝いていた三−法隆寺の中の九州王朝−』(1985年4月5日、朝日新聞社、のち1988年に朝日文庫に収録)
『古代史を疑う』(1985年10月21日、駸々堂)
『古代の霧の中から−出雲王朝から九州王朝へ−』(1985年11月30日、駸々堂)
『よみがえる卑弥呼−日本国はいつ始まったか−』(1987年10月20日、駸々堂)
『倭人伝を徹底して読む』(1987年11月20日、大阪書籍)
『まぼろしの祝詞誕生−古代史の実像を追う−』(1988年5月15日、新泉社)
『古代は沈黙せず』(1988年6月10日、駸々堂)
『吉野ケ里の秘密−解明された「倭人伝」の世界−』(1989年6月30日、光文社カッパブックス)
『真実の東北王朝』(1990年6月19日、駸々堂)
『「君が代」は九州王朝の讃歌−市民の古代 別巻2−』(1990年7月10日、新泉社)
『古代史60の証言−金印から吉野ケ里まで、九州の真実−』(1991年2月28日、カタリベ文庫)
『日本古代新史−増補、邪馬一国の挑戦−』(1991年4月20日、新泉社)
『「君が代」、うずまく源流−市民の古代別巻3−』(1991年6月5日、新泉社)
『九州王朝の歴史学−多元的世界への出発−』(1991年6月18日、駸々堂)
『古代史をひらく−独創の13の扉−』(1992年6月25日、原書房)
『すべての日本国民に捧ぐ−古代史−日本国の真実−』(1992年12月1日、新泉社)
『古代史をゆるがす−真実への7つの鍵−』(1993年11月30日、原書房)
『人麿の運命』(1994年3月3日、原書房)
『日本書紀を批判する−記紀成立の真相−』(1994年4月5日、新泉社)
『古代通史−古田武彦の物語る古代世界−』(1994年10月20日、原書房)
『海の古代史 黒潮と魏志倭人伝の真実』(1996年10月14日、原書房)
『神の運命−歴史の導くところへ−』(1996年10月14日、明石書店)
『失われた日本 Japan behind Japan』(1998年2月19日、原書房)
『古代史の未来』(1998年2月27日、明石書店)
『日本の秘密−「君が代」を深く考える』(2000年1月28日、五月書房)
『古代史の十字路−万葉批判』(2001年4月20日、東洋書林)
『九州王朝の論理』2000年5月20日、明石書店)
『壬申大乱』(2001年10月25日、東洋書林)